誰がどのように管理しているのか
屋外に設置されているポートから気軽にレンタルや返却ができるレンタサイクルは、公共の交通機関と合わせて使うととても便利なサービスです。
必要な時にさっとレンタルでき、別のポートへ返却できるため、自宅の周辺から最寄り駅まで毎日利用している人も多いかもしれません。
このレンタサイクルの多くは、ポートに並べられていてバッテリーも十分に充電されています。
ポートの周辺には管理しているスタッフが見当たらない事は多く、誰がいつどのように管理しているのか気になる、という人は少なくありません。
多くの場合、レンタサイクル業者は、ポート近隣にメンテナンスを行う下請け業者を抱えています。
各ポートに駐車されている自転車のバッテリー状況などはリモートで把握できるため、メンテナンス業者が常にモニターし、24時間体制でバッテリーの交換を行います。
ポートによっては、バッテリーを交換しなくてもポートで充電ができるチャージステーションが設置されていることもあります。
その場合はユーザーが自転車を返却する際に充電アダプターへ差し込むことで充電できますが、この場合でもメンテナンス業者が充電の状況を見ながら、ポートへ足を運んで充電アダプターに接続する作業を行います。
レンタサイクルのポートで行う作業は、それだけではありません。
駐輪状況を確認し、ユーザーが借りやすいように再配置する作業も必要です。
場所によって自転車の数に偏りが出てしまった場合には、レンタル業者がトラックで運搬し、ポートのラック数に対してバランスよく配置できるように気を配っています。
シェアサイクルが抱えている課題と今後の対策
レンタサイクルは、場所や曜日によって使用状況が偏りやすいという課題があります。
例えば平日なら、自宅の周辺から最寄りの駅まで通勤に利用する人が多く、駅のレンタサイクルポートが満車になってしまうことがあります。
週末には家族連れやカップルでの利用が多く、長距離を走行するためにバッテリーの残量がわずかになったり、利用の回転が速いために、次の利用者がレンタルする際にバッテリーが十分に充電されていないこともあります。
レンタサイクル業者では、こうした課題に対して常に市場調査や統計を取り、ニーズのある所に十分な配置ができるよう対策をとっています。
慢性的に自転車が不足しやすい場所にはラック数を増やすことで、空車リスクを軽減する工夫も行っています。
多くの場合、ラックが満車の状態ではレンタルした自転車の返却ができません。
その際には他の場所を探したり、誰かがレンタルするのを待つという選択肢がありますが、朝の通勤時には困ってしまう事でしょう。
そうした返却場所の確保という課題に対しては、アプリでレンタル予約する際には返却場所も確保できるようにするなどの対策をとっています。